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今年の5月いっぱいで消滅してしまうマイルを使い切るために、
去年末くらいからどこに旅に出ようかーとずっと考えていた。 海外でいうと中国、台湾にも行ける。 北海道も行けるけど、消滅してしまうマイルを考えるとちょっともったいない、 八重山あたりもいいけど、あそこは今は1人旅で行くって気分じゃない。 今の現状を考えると休みもそれほど取れないし・・・と考えた結果、 沖縄の久高島に行くことにした。 あそこだったら、那覇からバスで1時間、そこからフェリーで20分くらいで行ける。 確か前回行ったのは2006年。 5年ぶりになるのだなー。久高島も、沖縄も。 出発予定は5月29日。 梅雨も明けていないこの時期に台風2号が沖縄を直撃、 前日の飛行機はほとんど欠航。。。 数日前からテレビではかつてない巨大な台風が沖縄方面に向かっていると報道していた。 前日のテレビでは強風に煽られて道路にうずくまる人々、海が荒れている様子や 看板などが吹き飛ばされ電信柱が折れた映像を流していた。 そんなだから親にも「行くのやめなさい」と止められた。 私はというと出発予定の前の週からものすごく忙しく、実は前日まで旅に出るという気分じゃなかった。 テレビも観てはいたけど、ほとんど上の空で見ていて、実のところそれほどハラハラしていなかった。 行けるときは行けるだろうし、行けないときは行けないだろうから、なるようになる、と。 ただ、ネットで天気予報だけはずっとチェックしていて、ひょっとしたらこの台風、自分が行く頃は沖縄を抜けるんじゃないか、と予想していた。 そして、予感は的中。 前日の便まで欠航だったのに、自分の便は予定通り運行、出発し、 途中上空で「台風は現在沖縄を抜け、ただいまの那覇の天気は雨、到着予定時刻には曇りの予定、午後からは次第に晴れてくる見込みとのことでございます。」というCAのアナウンスが流れたときはようやく気分があがってきた。 最初は土日を利用して行こうと思っていたのだけど、希望の時間帯で土曜日の航空券が取れなくて、仕方なく日曜日出発にしたのだけど、もし土曜日取れていたら今回の旅は中止せざるを得ないところだった。 なんとも、すべてはそういうことになっているらしい。 そして、無事に那覇に着き、台風が抜けた後の街の疲れたような静けさを感じながらバスターミナルまでゆいれーるで移動、バス停の番号と時間を調べてベンチに座っていると、 隣に座っていたおばさんが足元に置いた私のカバンを見て、 「かばん、ここにどうぞ。」と話しかけてきた。 あ~、こういうところが、沖縄に来たんだな~と思う。 人が自然に優しい。 バスに揺られ、旅の目的でもある知念のレストラン「くるくま」へ。 けっこうバス停から急な坂をあがって行くのだけど、途中太陽が出てきてすっかり大汗をかいてしまった。 途中から見えた、この景色。 遠くに海を見下ろして、あ~~~沖縄に来た~~。と1人感動。 そして、くるくまにようやく到着。 レストランは海を眺められる絶景の場所にある。 日曜だったから、カップルが多かった。 こんなところにちょっと車で来られるなんて、すごくうらやましい。 こちらが頼んだグリーンカレー。 暑さの疲れを吹き飛ばそうと辛いのをあえて頼んだのだけど、 ここのは本当に辛さに手加減がないので、食べているうちに胃がカチカチしてきてしまった。 食べ終わってから、レストランを出て、今度は急な坂を下りてバス停へ。 途中、乗用車がのろのろ横を追い越したなと思ったら、途中で何度か動いては止まり、自分が追いついて横を通りかかったときに、中に乗っているおばさんが窓を開け、 「どこまで行くの?」と聞いてきた。 次に行こうと思っていたので 「斎場御嶽です。」と答えた。 実は久高島には行ったことがあるけど、その前に行くべきという斎場御嶽には行ったことがない。 なので、今回は久高に行く前に寄って行こうと思っていた。 車に乗っていたのは初老の夫婦で、斎場御嶽は行ったことないけど、途中で通るだろうから乗って行きなさいと、乗せてくれた! あ~、こういう親切マジック!が沖縄。 いろいろ車内で話をして、久高に行くと話したら、観光客の人の方が詳しいね~と言っていた。 たしかに、前にも在住の元上司に案内してもらったときに久高の話をしたら、その島は知らないなーと言われたことがある。 案内板を探しながら7~8分ほどで御嶽の入口に到着。 突然の親切な行為を受けて、車を降りるときにお礼を言いつつ、お名前を聞いたら 「与謝。浦添小学校の近くに住んでるから近くに来たら寄ってって。」と。 も~~なんて温かいんだ~~と感動しきり。 車を降りて、斎場御嶽入口まで歩いて行くと、案内所の人から、 「台風で木が倒れてしまったので、今日は入れません。」と言われてしまった。 あ~残念だな~。 でもこれもきっと、そう、仕方ないのだ。 明日は入れる予定と聞いて、では明日那覇に帰る前に寄れるかな~と思いつつ、 しばしその場で呆然。 ベンチに腰をおろしたら小さな蟻がいっぱいいたらしく、足をかまれた。 その場で敷物を敷いて御嶽方面に向かって拝んでいる人が2~3人いた。 私も同じように手を合わせてみた。 そんな間も次から次へと車が入ってきて、今日は御嶽には入れないと聞いてガッカリして帰って行く人が何人かいた。 台風後だからまだ少ない方かもしれないが、世界遺産に認定されてからものすごく来客数が増えたらしい。 すっかり観光名所になってしまった、と嘆く人もいるらしいが、日常から拝みをしている人からすると、 集中しにくいのかもしれないな、と思う。 久高行きのフェリーの時間を気にしないといけないので、バスの出発時間を確かめる。 このへんのバスは1時間に1本程度なので、先ほどのように車に乗せてもらえたりするとかなりありがたい。 バス停で時間を調べたら1時間弱ある。 フェリーの出る安座間までは歩いても20分くらいだろうから、ぼちぼちと歩いた。 さきほどまでは急ぎ足だったから気がつかなかったけど、あちこちで台風の傷跡が残されていた。 斎場御嶽入口の電柱が折れていた。 すでに作業員の方が修繕にあたっていた。 途中、あちこちで木が歩道側に倒れていて、車道に避けながら歩いた。 どこからか飛んできたらしい看板もあちこちに。 ジャングルのような沖縄独特の鬱蒼とした木々は折れたりしながらも、雨露を吸い込んで輝き、雨と土と緑がまざった香りが道中ずっと漂っていた。それを深く吸い込み味わいながらひたすら歩く。 ようやく安座間の船着場に着いたけど、高速船は波が高いためすべて欠航、 次に出るフェリーは17時ということで、2時間ほど時間をつぶさねばならないことになってしまった。 船着場の売店のおばさんがこれまた気さくで、いろいろと話に花が咲いた。 最初から進路がおかしいなと思っていたら、今までないくらい大きな台風で恐かった、午前中まで停電だった、(アイスは溶けてしまっていたので販売中止)、飲み物も全部冷たくないですよーとお客さんが来るたびに説明しなければならなかった。 すぐそこの海であまり見ないような貝がいっぱいあるんだよ、と拾ったものを見せてくれて、時間つぶしに見たらいいさ~との事で、荷物を預けて海をのぞいてみた。 なんと! 砂浜が白いから、透明できれいだし。 写真でしか見ないような景色が目の前に広がっている。 猫がたくさんいたので、話しかけてみた。 後からなんと、子猫がトコトコと現れて、めちゃかわいいくて、遊んだ。 そして夕方、、、そろそろ船が出る時間。 なんとか久高島にたどり着き、宿泊予定のこやど「さわ」さんに。 佐和子さんは庭に植えていたバナナの木が台風で倒れてしまって、それを植えなおしていた。 久しぶりにお会いしたので、バナナの木をおさえて手伝ったりしながら、いろいろと近況報告。 少し島を散歩しようとぶらぶらしていると、 道を小さなカニが歩いていた。 酋長さんちに行くつもりでこっちだったかなーと歩いていると、途中「さばに」という食堂の入口で飲んでいるおじさんたちに「飲んで行かないかい?」と声をかけられた。 よく見ると1人、若い女の子が混じっている。 ほほー、おじいたちの酒の相手にひっかかったのかなーと思いつつ、こういう出会いが旅は楽しいんだよなー、では1杯だけとご一緒させていただいた。 女性は現在はカナダのナカスプというところで農業などをしながらカナダ人の恋人と暮らしているというアヤちゃん。京都出身で今は里帰りで日本を1ヶ月ほどあちこち滞在しているとのこと。 一度は久高に来たものの、今回の台風は危ないから帰った方がいいと言われて、一度那覇に帰り、 台風前夜の那覇で現地の人とシマをたくさん飲んだ後、翌朝の今日、久高に戻ってきたというツワモノだ。 聞けば、同じくさわさんの宿に泊まる予定だという。 これも何かの縁、そしてすぐに仲良くなった。 男性陣は島の方たちで、写真真ん中の方は船長さん、ナイナイ岡村のテレ東の番組で「ブイブイ賞」をもらっていたミツグさんだと東京に戻って録画したのを見て思い出した。何十年履いているという背の高いゲタ?が似合っていてカッコイイ。そして、左奥はマサジさん、手前がここのお店のせいげんさん、右奥がアヤちゃん、手前が島で小中学校の英語の先生をしている玉城先生。 小学校ですでに英語を教えていると聞いて驚いた。 いつの間にか世の中そういうことになっていたんだ~~~。 飲みの会話で、英語の先生というから、どういうこと教えているの?という話題で、 「私は今日追込み漁に行きます。」という例文が、島ならではだな、と思っておかしかった。 私はオリオンビールで抑えていたけど、他の方々はかな~~りシマを飲んで、最後はべろんべろんに。 次の日はみんな仕事だ~~ということで、20時にはおひらきした。 翌朝はみんな早くから働いていたというから、さすがである。 私は食堂「徳仁」に予約してもらっていたのを思い出し、急いで向かった。 もう閉める仕度をしていたのに、そばなら出来るよと言ってもらい、アヤちゃんと沖縄そばを食べた。 そういえば、さばにではお刺身とサメの乾き物ばかり食べていて空腹だった。 宿への帰り道、空を見上げたら星がたくさん見えた。 自然の音だけが聞こえてきて、あー、あらためて来れてよかったなー、いつまでもこうしていたいな、とステキな夜の時間を実感しながら眠りに落ちた。
by narizo
| 2011-06-19 03:26
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